ずーっとあなたに恋してた

苦しくて、切なくて、でも愛おしい。そんな恋の物語。

女子会

この前の飲み会で、ユリさんの誘いを断ってしまったことが少し気まずかった私。

 

でもユリさんはそんなこと気にもしていない様子で、会社では相変わらず

 

「木下さん^^」

 

と話しかけてくれた。

 

 

 

この頃ぐらいから、私が会社にいるときはランチも一緒に食べるようになっていた。

 

私はもともと仲のいい女性社員3~4人でランチを食べることが多かったのだけど、ユリさんも一緒に食べたいというので、仲間に加えてもらった。

 

 

そしてそのうち、このメンバーで女子会をしたいねという話になった。

 

しかも会社から近いユリさんの家で飲もうということになり、その数日後、その女子会は開催された。

 

 

あの時行けなかったユリさんのお家。

 

今回は二人きりではないけど、なんだかドキドキしてしまう。

 

(ユリさんはどんな部屋に住んでるんだろ~)

 

そんなことを考えながら、私は教えてもらった住所へと向かった。

 

 

 

到着すると、そこには比較的新しい感じの大きななマンションが。

 

決して珍しい外観ではないのだけど、ユリさんが住んでいるというだけでなんだかオシャレに見える(笑)

 

 

そしてユリさんが住む部屋の前に到着。

 

私はゆっくりとインターホンを押した。

 

 

数秒後、ドアがガチャっと開き、ユリさんが出てきた。

 

それと同時にふわっと香る、品のいい香り。

 

ユリさんは相変わらずの美しい笑顔で、

 

「どうぞ^^」

 

と、私を招き入れてくれた。

 

 

部屋の中は、ワンルームだけど結構広い。

 

白を基調としたモダンな感じがユリさんのイメージにピッタリだ。

 

 

奥に進むとすでに他のメンバーも到着していて、持ち寄ったお酒やおつまみを食べながら、楽しい宴が始まった。

 

 

 

そしてその中で、いろんな話をした。

 

会社の噂話、仕事の愚痴、そしてそれぞれの恋愛について。

 

 

ユリさんは、学生時代から長く付き合っていた元カレの話をしていた。

 

彼の母親とも仲良くなって、その母親からブランド物のバッグまでもらったこともあったそうだ。

 

でもその彼とは、彼の留学がきっかけでダメになったらしい。

 

遠距離恋愛は難しいですよね」

 

と、ユリさんは笑っていた。

 

 

正直、ユリさんの元カレの話を聞くのは結構複雑だった。

 

(やっぱり普通に男の人が好きなんだな)

 

と思うと、これ以上ユリさんへの気持ちを強くしてはいけない。

 

早めに断ち切った方がいいと思うようになった。

 

 

でもその数時間後、その決意はあっさりと打ち砕かれる(笑)

 

 

 

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