ずーっとあなたに恋してた

苦しくて、切なくて、でも愛おしい。そんな恋の物語。

忘年会

ユリさんと仲良くなって数ヶ月後の年末。

 

全社員、そして役員たちも参加する会社の忘年会があった。

 

会場となるホテルに到着すると、すでに多くの社員でにぎわっていた。

 

この日はみんなフォーマルな装いで華やかな雰囲気。

 

この日で仕事納めということもあり、みんなテンションも高めだ。

 

 

会場内は立食スタイルで、壁際にはおいしそうなごちそうがずらっと並んでいる。

 

すれ違う社員たちとあいさつを交わしながら奥に入っていくと、同じ部署の先輩が「こっちこっち」と手招きしてくれた。

 

そしてさっそくビールで乾杯。

 

先輩たちのおもしろトークで盛り上がっていると、少し離れたところにユリさんの姿が見えた。

 

 

黒のドレスに、髪は編み込みのアップスタイル。

 

本当にどこぞの女優さんかと思うくらい、ユリさんは品があって美しい。

 

同僚たちと楽しそうに話しているユリさんを横目に、私はグラスに残っていたビールをグイっと飲みほした。

 

 

 

しばらくすると役員たちが到着し、ステージでは社長挨拶やら優秀社員の表彰やら、お決まりのプログラムが進んでいく。

 

お酒好きな上司や先輩たちも役員の前ではおとなしい(笑)

 

正直、私はこういうお堅いやつはあまり好きではないので、 心の中では

 

(早く終わらないかな~)

 

とか思っていた。

 

 

そしてようやく堅苦しい挨拶も終わり、歓談タイムに入った。

 

おいしい料理にお酒も進む♡

 

ユリさんと話したかったけど、ユリさんは遠くのテーブルで同じ部署の人たちと談笑している。

 

でもまぁ、夜はこれからだ。

 

この会社の忘年会は、ほとんどの社員が二次会まで参加する。

 

そこでユリさんとも飲めればな~と期待した。

 

 

 

 

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