ずーっとあなたに恋してた

苦しくて、切なくて、でも愛おしい。そんな恋の物語。

ハルちゃん。

ユリさんはよく、ある人の名前を口にしていた。 それは、“ ハルちゃん ” という人。 ユリさんが学生時代に仲良くなった先輩(女)で、今でも交流があるという。 実はユリさん、意外とアクティブでフットサルやらテニスやらいろいろしている。 ハルちゃんとは…

ドキドキが聞こえてしまう!!

結局、二次会でもユリさんとはほとんど話せなかった。 ユリさんと一緒に飲めることを楽しみにしていたんだけどなぁ~ と少し落ち込んでいると、ユリさんの同僚のエミちゃんが私たちの席にやってきた。 「木下さ~ん!○○で三次会あるらしいんで行きましょ~!…

二次会

二次会はホテルから車で数分のところにあるダイニングバーで開催された。 ここには役員たちは来ないので、みんなのびのびと飲んでいる(笑) ビンゴゲームや余興など、ホテルとは打って変わって楽しい雰囲気だった。 私もゲームに参加したり、久しぶりに会った…

忘年会

ユリさんと仲良くなって数ヶ月後の年末。 全社員、そして役員たちも参加する会社の忘年会があった。 会場となるホテルに到着すると、すでに多くの社員でにぎわっていた。 この日はみんなフォーマルな装いで華やかな雰囲気。 この日で仕事納めということもあ…

叶わない恋

ユリさんとふたりで出かけるとき、たいていはユリさんが車を出してくれた。 私も車はもっているのだけど、タバコ臭いとのことでユリさんに嫌がられてしまい、それ以来いつもユリさんが車を出してくれる(当時は喫煙者でした(;´∀`)) そんなユリさんの車でよ…

第一印象

初デートをきっかけに、私たちは頻繁に会うようになった。 たいていはユリさんから、 「ひまぁ~、どっか行こう~」 というようなLINEがきて遊びに行くのだけど、暇なときに私を思い出してくれることがすごく嬉しかった。 あとは仕事終わりにも、たまに私の…

夜のドライブ

ショッピングモールを出てから、車はあてもなく走り出した。 ユリさんもまだ私といたいって思ってくれているのかな? それともただの暇つぶし? そんなことを考えながら、私は窓の外の景色を眺めていた。 だんだんとオレンジ色に染まる空。 紫がかった雲との…

かき氷

それから私たちは、ユリさんの希望でショッピングモールに向かった。 そこでランチを食べたり、服を見て回ったりした。 ユリさんは美人なうえにスタイルがよくておしゃれさんだから、普通に歩いてても様になる。 私とは部類がちがうというか、一緒に歩きなが…

初デート♡

約束の日。 私は朝から浮足立っていた。 休日もユリさんと一緒にいられることは嬉しいけど、なんだかそわそわして落ち着かない。 (ユリさんはどんな気持ちでいるんだろう・・・) そんなことを考えながら、 身支度を済ませた。 そして待ち合わせ場所に到着。 …

お誘い

ユリさんへの気持ちを確信したところで、私の行動は今までと何も変わらない。 想いを伝えたい、ユリさんの気持ちが知りたい。 そう思うことはあっても、 もし拒絶されたら・・・ 嫌われたら・・・ そう考えると、今のままの状態でいる方が何倍もマシだと思うから。…

やっぱり好き

翌日。 目が覚めると外は明るくなっていた。 私はユリさん家のベッドの上にいて、隣にはすやすやと眠るユリさんの姿があった。 そういえば昨日、ソファで寝ていた私に 「ベッドで寝た方がいいんじゃないですか?」 と、ユリさんが言ってくれて、ベッドで一緒…

あれ? 誘ってる?

ユリさん家での初めてのお泊り。 私はソファで横になりながら (このままユリさんと朝を迎えるのか~・・) と、ぼんやり考えていた。 すると目の前にユリさんがやってきて、ちょこんと座った。 「大丈夫です? お水飲みます?」 と顔を覗き込まれ、なんだか恥…

はじめてのお泊り

ユリさん家での女子会、楽しい宴は深夜まで続いていた。 でもその途中から、私は強い睡魔に襲われていた。 あまりの楽しさに、ついつい飲み過ぎてしまったのだ。 みんなともっとお喋りしたい。 ユリさんの話をもっと聞きたい。 そう思うものの、まぶたが重く…

女子会

この前の飲み会で、ユリさんの誘いを断ってしまったことが少し気まずかった私。 でもユリさんはそんなこと気にもしていない様子で、会社では相変わらず 「木下さん^^」 と話しかけてくれた。 この頃ぐらいから、私が会社にいるときはランチも一緒に食べるよ…

うちで飲みませんか?

バーベキューの件があってから、私は完全にユリさんのことを意識し始めていた。 ユリさんの姿が視界に入ると、どうしても気になってしまう。 だけど私の中では葛藤があった。 どうせ報われない恋。 好きになってはいけない。 そうやって気持ちを落ち着かせ、…

バーベキュー②

バーベキュー当日。 あいにく空はどんよりと曇っていて、少し肌寒い。 私は急な仕事が入ってしまい、少し遅れて会場に到着すると、おじさん達はすでにお酒片手に盛り上がっていた。 そんな中、少し控えめに座るユリさんの姿。 彼女は私を見つけると、ニコッ…

バーベキュー①

ユリさんと仲良くなったものの、私は彼女のことを「かわいい後輩の一人」としか見ていなかった。 でも、あることがきっかけで、私は彼女のことを意識し始める。 それは、私が配属されている部署で、親睦会を兼ねたバーベキューを行うことになったときのこと…

仲良くなったきっかけ

ユリさんとの出会いから数ヶ月、私たちは相変わらず、目が合えば会釈をするぐらいの間柄だった。 でもある日、その関係に変化が起きる。 会社の人事異動だ。 この人事異動で、受付だったユリさんが私がいる部署の隣の部署に異動になり、仕事上、何かとユリさ…

ふたりの出会い

私とユリさんの出会いは、もう10年ぐらい前のこと。 私が勤めていた会社に、ユリさんが入社してきたのだ。 ユリさんは受付嬢。 私は営業部。 会社に入ると受付に彼女が座っていて、いつも軽く会釈をするぐらいで、会話をすることも、仕事で関わることもほと…