二次会
二次会はホテルから車で数分のところにあるダイニングバーで開催された。
ここには役員たちは来ないので、みんなのびのびと飲んでいる(笑)
ビンゴゲームや余興など、ホテルとは打って変わって楽しい雰囲気だった。
私もゲームに参加したり、久しぶりに会った同期や先輩たちと話が盛り上がり、テンションは高めだった。
お酒も結構飲んで、いい感じに酔いが回っていたと思う。
ガハガハと笑いながらふと顔を上げると、ワイングラスを持ったユリさんがこちらに歩いてきた。
ユリさんと目が合った瞬間、私は思わず
『ユリさ~ん!』
と手を伸ばした。
するとユリさんはニコニコと笑いながら、私の手を握ってくれた。
ユリさんの細くてキレイな手。
指を絡ませながら
『飲んでる~?』
と聞くと、ユリさんはまたニッコリと笑った。
私の隣に座っていた先輩(男)も、
「ユリさんこっちで飲もうよ~!!」
と言っていたけど、ユリさんは軽く頭を下げて行ってしまった。
その瞬間、心の中では
(ユリさ~~~~ん(ノД`)・゜・。)
と泣きがらも、ユリさんを追いかけることはしなかった。
でも、後々思ったけど、ユリさんへの好意がバレるんじゃないかと思うぐらい、ユリさんの手を握りまくってしまった(しかも結構長い時間(;´∀`))。
まぁ女同士の場合、こういう絡みはよくあることだけど、分かる人は分かると思う(笑)
だって思いっきり指を絡めながら、ユリさんをうっとりした目で見つめてしまってたから(目が座ってたともいえるけど(笑))
とりあえず誰も何も言ってこなかったけど、私はひとり(やばっ!)と焦ってた。
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